全日本ロードレース 第3戦 筑波ラウンド レポート
予 選
前日の公式練習で、ニューバージョンのタイヤをようやくテストする事が出来た。
フロントの外径が小さくなり、今までより楽にコーナーへアプローチする事が出来る為、
良いフィーリングをつかむ事はできた。

 練習途中、「マフラーが割れる」というトラブルに見舞われたものの、自己ベストを更新できる
手応えは感じていたので、気合い一発!集中して予選1回目に臨むことにした。

 エントリー台数が60台と多いので、A組・B組の2組に分かれての予選となり、自分はB組の
走行だった。始まって、すぐに自己ベスト付近までタイムを出す事は出来たが、そこから先が
なかなかタイムアップできない。そこで、速いライダーの後ろに付いて、必死にくらいついていった。
すると、サインボードに「0.9」の文字が・・・。ついに0秒台に突入!!予選通過の
ボーダーラインを0秒後半と考えていたので、気持ちがずいぶん楽になった。
 あとは自分の苦手なコーナーを少しずつ改善すれば、更にタイムアップできるだろう。しかし、
なかなかクリアラップを取ることが出来ず、結局そのまま 予選1回目終了。

 ただ、自分としては0秒台に入った事が嬉しく、ピットに戻るとすぐに「念願の0秒台についに
入りましたね〜」とゴッドハンド高木メカに話をした。ところが・・・ゴッドハンドは「うん、でもさぁ〜
0秒99だよ」とそっけない答え。「うん?99?ヤバイぞ〜!限りなく1秒台に近いではないか」
正式タイムを祈るような気持ちで待つ事にした。そして結果、「1’01”065」やはり0秒台突入
ならずで、総合34位と予選通過ギリギリのラインにとどまった。

 予選2回目は、約3時間後の午後に行われたが、下位に沈んでいるライダーが、必ずタイムアップ
してくると思ったので、リアタイヤのみ新品を装着して臨む事にした。予選・決勝を通して2セットしか
タイヤを使用する事が出来ないので、決勝に使用する予定だったタイヤを投入しての2回目と
なった。
 しかし、午前の1回目に比べて、日差しが強くなり、急激に上昇した路面温度のせいで、
いくら新品タイヤでもタイヤが上手くグリップせず、結局1回目のタイムを上回る事は出来なかった。

 「後は天に任せるしかないねぇ〜」とは高木メカ談。掲示板に貼り出される結果発表を「受験生が
合格発表を待つ」ような気持ちで待ちわびた。
・・・・そしてついに貼り出された結果をみると・・・「!!総合36位で 予選ギリギリ通過!!」
予選落ちの37位ライダー(奇しくもチームメイト)との差は、わずか100分の1秒!何とか何とか
決勝に駒を進めることが出来た。
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